共同利用・
共同研究

Joint Usage/Research

共同利用・共同研究の目的

「問題複合体を対象とするデジタルアース共同利用・共同研究拠点」では、情報科学、リモートセンシング、GIS、社会工学等に関する研究者との共同利用・共同研究を通じて、サイバースペース上に構築される多次元・多解像度の地球(デジタルアース)の研究開発を推進しています。さらに、環境・災害等の問題複合体(complex systemic problems)に取り組む研究者にデジタルアースを提供し、共同利用・共同研究を通じて、持続可能な社会を構築するための問題発見型計画課題(wicked problems)を解題するとともに、関連諸科学の発展に貢献します。


公募案内

国際GISセンターは、2014年度より文部科学省「問題複合体を対象とするデジタルアース共同利用・共同研究拠点」として最初の認定を受けました。2020年度には継続の認定を受け、現在、拠点として二期目の活動を実施しています。当センターでは、共同研究を拠点の活動における重要な要素として位置づけており、センターと緊密な連携を取りながら遂行される研究を公募しています。研究課題の公募は、1. 特定課題研究、2. 一般研究、3. 研究集会、4. 学生研究について行います。

「特定課題研究」は、「予め設定されたテーマに関して参加者を募り、センター内の研究者と共同で行う研究」です。2つのカテゴリからの8つのテーマを設定しました。これに加え、拠点の将来の展開方向性を踏まえ、特別設定課題として「「社会―生態システム」の持続可能性探求」を設定しました。これらの共同研究へ参加する研究計画を募集します。

特別設定課題

テーマ 拠点内世話人
「社会―生態システム」の持続可能性探求 福井弘道 教授

カテゴリ1

デジタルアースの技術要素の統合

テーマ 拠点内世話人
①センシングデータ利用のための高機能APIプラットフォームとアプリ開発 本多潔 教授
②基盤データ構築および分析・不確実性可視化手法(3次元データ、時系列データ) 渡部展也 教授
③サイエンス・コミュニケーション・システム開発 福井弘道 教授
④ビッグデータ解析のデジタルアースへの応用 杉田暁 准教授

カテゴリ2

問題複合体の
具体的事例への取り組み

テーマ 拠点内世話人
①防災・減災情報のデジタルアースへの投入と利用サービス 井筒潤 教授
②環境、エネルギー情報のデジタルアースへの投入と利用サービス 竹島喜芳 准教授
③SDGs指標に関する情報のデジタルアースへの投入と利用サービス 福井弘道 教授
④ワンヘルスに関する情報のデジタルアースへの投入と利用サービス 安本晋也 准教授

「一般研究」は、「申請者が研究テーマを設定し、センター内の関連する分野の研究者と共同で行う研究」です。デジタルアースに関連する研究課題を一般に広く公募します。研究費の使途は、旅費、及び消耗品のみであり、特定課題研究よりも少額の補助となります。

「研究集会」は、「申請者が集会テーマを設定し、センター内の関連する分野の研究者と共同で開催する集会」です。デジタルアースに関連する研究集会を一般に広く公募します。研究費の使途は、研究集会参加のための旅費、及び講演者謝金のみであり、上限の範囲内での補助となります。また、原則として、補助は年度内に1度の開催分についてとし、研究集会を行う施設は、中部大学関連施設となります。

「学生研究」は、デジタルアースに関連する研究分野を専攻する博士後期課程大学院生が、指導教員の承諾と指導のもとで、研究代表者としてデジタルアースに関連する研究課題を設定し、関連する分野の学生・研究者と共同で行う研究です。学生の国籍は問わず、留学生の応募も可能です。研究費の使途は、旅費、及び消耗品のみであり、特定課題研究、一般研究よりも少額の補助となります。採択された課題に参加する学生には、必要に応じてデジタルアース関連技術に関する講習等を、拠点側から行います。


研究費

申請額の上限

特定課題研究
(特別設定課題:「社会―生態システム」の持続可能性探求)
1課題100万円
特定課題研究 1課題50万円
一般研究 1課題20万円
研究集会 1課題30万円
学生研究 1課題10万円

共同研究に必要な研究遂行経費については、共同利用委員会での議を経て国際GISセンター長(拠点代表)が決定します。予算の執行に当たっては、中部大学の予算で共同研究費を支出するため、拠点内世話人、または拠点事務部を通じて、中部大学が処理します。一品または一式の価格が税込で5万円を超える物品、及び価格に依らずPC、ソフトウェアは、中部大学の用品・備品の扱いとなりますので、研究終了時に返却して下さい。但し、翌年度も研究課題を継続する場合はこの限りではありません。


申請方法

  1. 1

    特定課題研究:
    課題を担当する拠点内世話人に事前相談
    一般研究、研究集会、
    学生研究:

    拠点内研究者に事前相談

  2. 2

    所定の「共同研究申請書」と「共同研究承諾書(研究代表者分)」を記入(以下様式よりダウンロード)

  3. 3

    E-mailで[email protected]に送付

  4. 4

    郵送で以下に送付
    提出先:
    〒487-8501 愛知県春日井市松本町1200番地
    中部大学 中部高等学術研究所 国際GISセンター
    問題複合体を対象とするデジタルアース共同利用・共同研究拠点
    藤谷友美


申請期限:
2024年5月9日(木)


様式


共同利用委員会

中部大学国際GISセンター「問題複合体を対象とするデジタルアース共同利用・共同研究拠点」共同利用委員会を、共同利用委員会といい、当拠点の運営に関する事項、当拠点における共同利用・共同研究課題の募集・選考・評価に関する事項等を審議・決定する機関として、学内の専任教員、及び学内の委員数以上の学外有識者・研究者を以て組織されます。

所属・職 氏名
千葉大学 環境リモートセンシング研究センター・教授 市井 和仁
国立情報学研究所・教授 北本 朝展
東京大学 生産技術研究所・教授 関本 義秀
京都大学 防災研究所・教授 畑山 満則
立正大学 地球環境科学部・教授 増田 耕一
電気通信大学 大学院情報理工学研究科・教授 山本 佳世子
東京大学 先端科学技術研究センター・顧問 小林 光
東京大学・名誉教授 二宮 正士
名古屋大学・名誉教授 山口 靖
中部大学 副学長 中部高等学術研究所所長・教授 福井 弘道
中部大学 理工学部・教授 井筒 潤
中部大学 理工学部・教授 本多 潔
中部大学 人文学部・准教授 安本 晋也
中部大学 中部高等学術研究所 国際GISセンター・教授 渡部 展也
中部大学 中部高等学術研究所 国際GISセンター・准教授 竹島 喜芳
中部大学 中部高等学術研究所 国際GISセンター・准教授 杉田 暁